◆ Googleの無料画像編集ソフト「Picasa」を使ってみよう -その6 エフェクト編-
Googleの無料画像編集ソフト「Picasa(ピカサ)」特集の第六弾はエフェクト編。
色々なエフェクトがかけられるPicasaの効果タブの使い方を見てみましょう。
まだPicasaをゲットしていない人は↓のリンクから入手してください。
★
まずはライブラリ画面で編集したい画像をダブルクリックして個別の編集画面に進み、「効果」をクリックして効果タブを表示します。
ここには画像のシャープネスや彩度を調整したり、積極的な効果を与えるツールが揃っているので楽しんで試してみて下さい。
以下の作業はライブラリ画面の「変更を保存」や「ファイル」>「保存」をするまでは何度でも戻ってやり直すことができるので、安心して作業を進めて下さい。
先回でもご案内しましたが、ここからは画像に変更を加えますのでフォトレタッチ入門「レタッチの準備と基礎知識」を良く読んでから作業に入ってください。レタッチが初めてと言う方は フォトレタッチ入門「フォトレタッチって何だろう?」も参考にしてみて下さい。
◆基本的な使い方
効果タブには選択画像に効果を適用したあとにどのような感じになるのかを簡単に表示したサムネイル(小画像)が並んでいます。
右下に青い台紙に「1」と表示されているフィルタ(効果の事です)は調整用のパラメーターを持たず、クリックするだけで適用する事ができます。
その他のフィルタはクリックするとパラメーターを設定する画面になります。

◆シャープ効果の適用
一番左上にあるシャープの効果は最もよく使う効果かもしれません。シャープ効果はその名の通り画像をシャープ(鮮鋭)にする効果で極弱いブレや若干のピンボケで甘くなった画像であれば「印象的には」回復する事もできます。
右下に「1」と表示されているので、先に説明したとおりワンクリックするだけで画像をシャープにすることができます。クリックするたびに強くかかって行きます。
しかしあまり強くかけ過ぎるとノイズが目立ったり画像全体がザラついたり、さらにはエッジ部分に明確なラインが浮いてしまったりと見苦しくなってしまうので注意が必要です。
また、この効果は画像を全体表示するのではなく、「実サイズで写真を表示」にして作業を進めるようにして下さい。そうしないと本当のかかり具合が分からないのです。

左が元画像。右がシャープを3回ほど適用した画像です。
この画像の場合は私がデジタル一眼で撮影したRAWデータを専用ソフトで現像した画像なので、ノイズやシャープネスがもともと低い状態でした。
ですので3回ほど適用しても極端に破綻しているようには見えませんが、エッジ部分にはジャギーと呼ばれるガタツキが目立つようになってきています。
もともとノイズも多く、シャープが強くかかっているコンパクトデジタルカメラの画像には1〜2回が限度だと思っておいた方が良いでしょう。
◆ソフトフォーカス効果の適用
一般的にシャープの反対の効果と言えばブラー(ぼかし)効果なのですが、Picasaには「ブラー」という名称の効果は存在しません。
このソフトフォーカスが「ブラー」の代わりに使える効果で、シャープのかかり過ぎやノイズでザラついた印象の画像などを滑らかにすることもできます。
タブ内の「ソフトフォーカス」をクリックすると以下のような設定画面が開きます。

一番上のスライダが「サイズ」で、中心点からどの程度の範囲にぼかしをかけないかを設定します。これを一番左にしてやれば全体に効果がかかるのでブラーと同じです。
下のスライダがブラーの強さを調整するスライダで、右に動かすほど強くかかります。
画像内の+マークをドラッグすると効果の中心点の位置を移動できます。
余談ですが、一般的にソフトフォーカスと呼ばれる効果はこのような中心点をぼかさずに周囲をぼかす効果の事ではありません。
すぐ隣にある「グロー」をイメージする方のほうが多いのではないでしょうか。
◆サチュレーション効果
画像の彩度を調整する効果です。右にスライダを動かせば彩度が高く(鮮やかに)なり、左に動かせば彩度が低くなって一番左にすると完全にモノクロになります。

左がは上記のソフトフォーカスの画像ですが彩度はそのままなので比較してみてください。
彩度も高い方が見栄えはしますが、高くし過ぎるとノイズが目立ったりトーンジャンプなどを起こして見苦しい画像になります。通常のコンパクトデジタルカメラの画像の場合、彩度はかなり高い画像になっているので微調整くらいに考えておくと良いでしょう。
◆その他の効果
上記のシャープ、ソフトフォーカス(ブラー)、サチュレーションの効果は最もよく使う効果で、エフェクトと言うよりも調整(レタッチ)の範囲に入るかもしれません。
Picasaには他にもモノクロやセピアにしたりノイズを加えたりするような効果もあるので、使用頻度は高くないと思いますが簡単に紹介だけしておきます。
★モノクロ: ワンクリックで画像をモノクロにできます。
★セピア: ワンクリックで画像をセピアカラーにできます。
★フィルムグレイン: 画像にノイズを加える事ができます。
★グロー: ソフトフォーカスフィルタなどを使用して撮影したような効果。
★モノクロフィルタ: 詳細に設定できるモノクロ化フィルタです。
他にも色々な効果があると思いますが、使う可能性がありそうなのは上記のフィルタくらいだと思います。Picasaは保存するまでは何度でもやり直しがきくので、心行くまで試してみて下さい。実際に変化を見ればすぐに分ると思います。
また、上記の調整は「色」や「明るさ」と言った内容の編集になります。必ずモニターを適切な状態に調整してから作業に入ってください。だたしPicasaはカラーマネジメントに対応していないので、特にAdobeRGBのプロファイルを持った画像などは正確な色が表示できない可能性が高いです。それらを理解したうえでお進み下さい。
次回は書き出し、作品化などについて紹介します。
◆ 「Picasa」を使ってみよう -その1 導入編-
◆ 「Picasa」を使ってみよう -その2 基本編-
◆ 「Picasa」を使ってみよう -その3 画像編集基本編-
◆ 「Picasa」を使ってみよう -その4 基本レタッチ編-
◆ 「Picasa」を使ってみよう -その5 レタッチ編-
◆ 「Picasa」を使ってみよう -その6 エフェクト編-
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